キャンプ用に買った鉈(ナタ)を高級品に見える様カスタマイズ
鉈カスタマイズ
高級品に見える様カスタマイズ
あるテレビ番組で鉈マスターの老人が言う
「ナタは素手で持て!手袋をしてナタは持ってはいけない。」
「振り上げたと同時にスッポ抜けるぞ!」
マジかっ ; ・`д・´)
でもさぁ・・・真冬で素手は無いわ!
かじかんだ手で感覚無くなって、それでスッポ抜けたりはしないの?
まぁ素手でスッポ抜ける。
きっと経験からくる言葉でもあるのだろうね
キャンプ用に鉈(ナタ)を購入しました。
と言うより上記の老人の話以前に買っていました。
元々キャンプ用の鉈(ナタ)なんてものはありません。
伐採用に開発された古来よりある刃物です。
キャンプもまぁ薪を扱う以上伐採用ではありますよね
なのでキャンプ場では余程の事がない限り斧より鉈(ナタ)の方が実務的です。
上記の老人の話が途中でした。
なら滑り止め付ければ良い話。
で、早速作ってみることにしました。
大元の素材、ホームセンターで一般的に売られているナタ。
千吉 園芸用 腰鉈 両刃 薪割り・枝打ち用 165mm SGKN-6
刃が欠けにくくするためのエビ鉈は素人向きに丁度良い

ウチにあるのは普通のナタ。
一般家庭にごく普通にあるナタ。
ホームセンターで購入したナタである。
鉈の名は「千吉」さん。
たしかコーナンで買ったものだ。

3千円前後で買える切れ味の良いナタなのである。
でもね、安い?だけあって柄の造りは雑である。
柄の先端はえぐれており、写真では判別つきにくいが、
中子(刃)が剥きだしている。
値段の高いナタもこれは同じだが、刃の縦幅が違うので気にならない。
ナイフの様にバトンが出来る仕様でもない。
単に錆び易く、もげ易いだけである。
横顔はナタとして決して見栄えが悪い訳ではないのだけどね
やっぱり安い部類だからなのかな・・・?
ハンドルピンも取って付けたようだし、シースも布感が否めない。
では作ってみよう!
改造内容はこうです。
<本体>
・中子部分の穴埋め(木片処理ボンド固定)
・グリップ削り出し(手にフィットさせる様削り出し)
・グリップホルダーを付ける(ロープ→革張りに変更)
・ソングホールパイプを作る
・紙やすりでなめらか修正
・着色
・ロープツール(スッポ抜け防止用)
<シース>
・紙やすりでわざと表面荒れ加工(革ぽく見せる)
・着色

で、仕上がったのがコレです。

柄が革張りで見辛いですが、グリップ部に薬指と小指がフィットし易く削り入れてます。
革張りによりその内容は感じられませんが以前よりグリップ力は増した。
革は日暮里の生地問屋界隈を漁って見つけたもの。
1枚数百円で斧分の生地もこの1枚から切り分けて使いました。
グリップを気持ち削った事で革張りのぼってり感は無くスッキリしたイメージです。
革用接着剤で貼った後、糸で縫い合わせました。
すっぽ抜け防止で着けたロープツールですが、
手袋をしててもグリップ力が増したのでほぼただの飾りでしかないですね

コレで変わった事は、
まずしっかり持てる様になったので薪割りも難なくこなせます。
カッコも良くなった。
また斧と合わせて革張りしたのでお揃い感も良い。
言うことなし!

費用は革と塗料代ぐらい。
後はヒモとヤスリは元から家にあった物です。
手間も見た目ほど時間は掛かりませんでした。

革張りにより柄の持ちも良くなるでしょう。
中々良いキャンプギアを改良できました。
キャンプで活躍してね

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