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空き缶でアルコールストーブを作ろう!燃焼実験でどれが美しいのかを検証[DIY]

アルコールストーブ
空き缶でアルコールストーブを作ろう!

空き缶を使いアルコールストーブを自作します。


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アルコールストーブ製作を下記 Youtube で紹介しています。
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⬇️⬇️下記文章クリックでYouTube動画をお楽しみいただけます。⬇️⬇️
空き缶で自作ロケットストーブ、ゴミを再利用その結果…⁈ [DIY]
見ていただけると嬉しいです。

言わずと知れたキャンプ小道具。
アルコールさえあればどこでも料理が出来る優れ物です。
有名なところではトランギアやエバニューがなどが知られています。
私もトランギアは何年も前に購入し今でも使う事があります。
中華物も購入しましたが燃料入れっぱなしでいたら腐りました。((((;゚Д゚)))))))

場所を取らずとても便利ですよね

最近は見た目にも進化したカッコいい代物が登場しました。



洗練されたスタンドも最近多く見かけます。





今回はそんなアルコールストーブを自作しようと思っています。

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アルコールストーブに興味がある方は一度は通った事があるのではないでしょうか?
私も興味あり2年前から色々と作っていました。
ただ昨年より体調を崩してしまい
動画制作が困難になった事からお蔵入りなってしまった。
ようやく最近は動画制作も出来るほどに回復しそろそろ配信しようかと思いまして
今この様に動画を上げるに至りました。
まずはその制作風景から燃焼実験までを紹介します。



<オーソドックス型サイドバーナー>
用意するものはボトルタイプのアルミ缶。
1つ作るに辺り3本(1本は予備)用意すると良いでしょう。
何でも構いませんが出来れば同種または缶底が同じタイプの物が望ましいです。

まずは大きさの確定。
仕上がった大きさを想像し、縦4cmの物を作る場合を考えてみましょう。
ちなみにサイズは基本自由です。

色々実験していたら6個も作ってしまいました。
失敗したのもあるので結果2桁も制作してしまったかも(汗)
以下、制作風景では缶の種類が違う、穴数が違う、切り出す厚みが違うなど
変化が見られる状況がありますが順序立てて文書の内容を把握していただければ問題ありません。

基本、
缶の縦幅は自由
穴数はお好み
穴の大きさは私的に1,3〜1,5mm(決められていません)
です。

目安の数値は出しますが基本、作り手の自由です。

<ボトル缶から切り出す内容>
・ボトル缶1から切り出した上部が縦3cm程度ならば
・ボトル缶2から切り出す下部も同サイズにします。
・ボトル缶2(または1)で下部(もしくは上部)を切り出すタイミングで
 内壁になるアルミ板も切り出す。

必要なのは3つ。
缶底2個と内壁1枚。

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<切り出す道具はハサミ>
カッターでやるより切り跡断面が滑らかでキレイに仕上がるからです。

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上部・下部同サイズに切り出します。
上部は後程大きな穴を開けますが下部は穴は開けません。
(上の写真では既に穴が開いていますね)

切り方は至って簡単ですがやり方を間違えるとガタガタになってしまいます。
切りたい本線にハサミを入れる際、キリカスが左側に残したい側を右側になるようにします。
切り始めは遠い位置から浅くハサミを入れジワジワと切り進め
本線までゆっくりと侵入する感じで切り落とします。
成功すれば切断面がとても滑らかな物が出来上がりますよ

<内壁>
内壁とは燃料口と気化燃焼室とを隔てる『壁』です。
その壁はアルミ缶の余った部材で切り出したアルミの板です。
切り出し方として、
最終仕上がりが縦幅4cm(上下合体した縦幅)なので4cm程度で1枚の板を切り出します。
丸めてアルコールストーブ内に入れて使います。
なので丸める際、板の長さが足りなく寸足らずになるのはまずい。
板を長めになる様切り出す必要があります。
人目には触れない内部に入れる物なので上部下部で使った悠長な切り方は必要ありません。
ザックリとハサミで切り出してください。

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燃料吸入口を作る。
ハサミで△の切れ込み入れて開ける。
3箇所もあれば良いかと

<上部燃料口の穴を開ける>
ここから燃料を入れる大穴。
大きさは自由ですが、とりあえず燃料がどのぐらい入っているかは見ておきたいですよね
私的には直径3cmぐらいが見た目にも美しく仕上がると思われます。
まぁ2cmでも4cmでも構わないです。



今作ろうとしている物は下部を上部にかぶせる設計。
上下部を合わせる際、燃料がこぼれない様下部が受け皿になるのが望ましいです。
つまり上部が外側になるかぶせ方ではなく下部が外側になるかぶせ方と言う事です。

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ジェット孔(小さい穴)を開ける。
穴の個数は?
どの程度の穴の大きさが良い?
私の場合穴数は6つのアルコールストーブのうち8〜12穴以上と色々作りました。
穴の大きさ、直径は1〜1.8mmとコレも色々作りました。
実証実験の結果
穴数:8穴
穴直径:1,3〜1,5mm
これがベストの大きさでした。
コレは私好みの炎の出方の結果であり好みは人それぞれなので
どれがその人のベストなのかは自分で見つけるしかありません。

ちなみに穴間隔の目安は適当に開けました。
私の目検討ですね
どんな感じで開けているのか見たい方は下記YouTubeよりご覧いただけます。

アルコールストーブ製作を下記 Youtube で紹介しています。
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空き缶で自作ロケットストーブ、ゴミを再利用その結果…⁈ [DIY]
見ていただけると嬉しいです。

<かぶせの手法>
切れ目を入れずに強引にグリグリとはめるやり方もあります。
実際他のYouTuberさんもこの方法でやる方がいて仕上がりもキレイでした。
ただコレはアルミの強度もあるので無理くりやると裂けることがあります。
実際私もこの方法を実行しましたが裂けたので諦めました。
そこで上部先端部を5mm間隔で切り込みを入れるやり方に変更しました。
これで上下缶を合わせやすくなるはずです。

切り込みをやや内側に折り込むのですがほんと気持ち程度の折り込みで良いはずです。
曲がってるのかな?と感じるぐらいです。
あまり折り込みが激しいと上下を合わせた際、凸凹が浮き出てきますので
ほ〜〜〜〜〜んの気持ち程度の曲げで良いのです。

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<スチールウール>
よくアルコールストーブを作る際にスチールウールを入れる人がいますが
あれはどういった意味なのでしょう?

・燃料が溢れにくい(結局長くひっくり返ってたら全部もれます)
・燃焼時間の調整のため(実際どの程度の違いがあるかは不明)
・不完全燃焼による赤色発色を生み出す(日中肉眼で炎が見える様にする)

と聞けば聞くほどいろんな意見が出てきます。
どれも一長一短で結果あってもなくても良い感じです。

私がスチールウールを使った理由
それはほんの気持ち重くなり下に重心が向く事でほんの気持ち安定する。
但し強風による転倒防止ほどの効力は無さそうです。
そう私もまた気持ちの問題で使ってみました。

正直使う必要はありません。
コレはお好みでよいでしょう。

使うのであれば内壁(隔壁)内に詰め込むと良いでしょう。

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<組み立てる>
いよいよ上下合体させてみましょう。
下部の中に上部をはめ込みます。
急に入れると傾く事もあるのでじっくりゆっくり入れましょう。
ジワジワ、ぎゅ〜〜っと押しつぶす感じでゆっくりとはめ込みます。
ある程度はめ込むと内壁(隔壁)に当たりそれ以上中に入らなくなります。
コレで完成です。

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ジワジワぎゅ〜〜〜っと押し込みます。
ゆっくり入れないと破けることもあります。

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とりあえず完成しました。

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2000番でヤスリ掛け。

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最終仕上げはピカールで磨きます。



ピカールはチューブタイプもあります。





<燃焼実験>
6つほどアルコールストーブが出来上がりました。
目標は
1、火の美しさ(個人の好み)
2、本燃焼に掛かる時間(完全着火までに掛かる時間。短い程良い)
3、本燃焼後から消火に掛かる燃焼時間の長さ(火持ちの良さ)
4、危険火力のチェック(炎が高すぎると昼間は見えにくいので危険)
5、低火力のチェック(炎が小さすぎて使えない)

この5つはチェックしたい。

で結果は?

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火が美しく燃焼時間も長い『ジェット孔が最端にある8穴タイプ』が一番に決まりました。
燃焼時間に難ありの一般的なタイプも炎は美しかった。

とても美しかったです。
良い物が出来ました。

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こういった物は同じ様に作ったとしても火の出方や燃焼時間が違うなど
まったく異なる結果になる場合があります。
あくまで手作りですからね
燃焼実験しないと炎に見え方はわかりません。

コレから作る方もキャンプ場現地に行く前に燃焼実験はしておいた方が良いでしょう。

健闘を祈ります!



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